12月(師走)の上生菓子が決まりました。
12月(師走)の上生菓子。
①水仙花(すいせんか)
黄色きんとんソボロで小倉餡を包み、花とシベを付けて、葉を添えて、陽だまりの中で咲く『水仙の花』を表しました。
★和菓子職人:石井光一
▼コメント
水仙の花の開花時期は、お正月から4月下旬頃までと、多くの品種があるため長い間、私たちを楽しませてくれる花です。
厳しい寒さの中で咲く水仙。
清楚で芳香があり、日本人の心を癒してくれる花なのではないでしょうか。
きんとんソボロを使い、陽だまりの中で咲いている風景を表現しました。
②サンタクロース
白餡包みの雪平餅に、本紅色練切餡を巻いて、聖夜の使者「サンタクロース」を表しました。
★和菓子職人:石井光一
▼コメント
もうすぐ、クリスマスです。
クリスマスは一年の中でも大きなイベントのひとつになっていますね。
クリスマスの夜にはパーティーが開かれたりと楽しい夜となります。
子供たちが寝静まった頃に、遥か遠い北の国から、トナカイのソリに乗って聖夜の使者がやってきます。
子供たちが大好きな聖夜の使者、サンタクロースを雪平餅を使い、本紅色練切餡を巻いて表現しました。
③寒椿(かんつばき)
薄紅色と白練切のボカシで、シベと葉を付けて『椿の花』を表しました。
中餡は、小豆皮むき餡です。
★和菓子職人:石井光一
▼コメント
寒椿の開花時期は、その名の通り、12月頃から2月上旬頃と一年の中で最も寒い時期に咲く花です。
山茶花とよく似た花ですが、八重咲きで可愛らしく咲く花です。
一年の中で最も寒い時期に咲く『寒椿の花』を練切餡を使い、シベと葉をつけて表現しました。
④トナカイ
橙色練切餡を使用して、トナカイの顔を可愛らしく表し、赤鼻のトナカイにしてみました。
★和菓子職人:石井光一
▼コメント
クリスマスが近くなってくると、最も目にする動物は、サンタクロースのソリを引いて走っている「トナカイ」かもしれませんね。
外に出ると『赤鼻のトナカイ』のメロディーも良く聞こえてきます。
しかし、実際には赤鼻のトナカイは存在せず伝承文化と言われていますが・・・
それでは!子供たちの夢が壊れてしまいますので、今年の12月の上生菓子に練切餡を使い、可愛らしいトナカイを作ってみました。
⑤冬至かぼちゃ(とうじかぼちゃ)
朱紅色と黄色浮島と草色きんとん餡の流し合わせです。
かぼちゃの焼印を押し、12月の和のイベント「冬至」のかぼちゃを表しました。
★和菓子職人:石井光一
▼コメント
冬至は、一年の中で昼が最も短く、夜が最も長い日で「かぼちゃ」を食べる風習があります。
現代的に解釈すると、多くの栄養素を含む「かぼちゃ」を食べて、風邪等への抵抗力を付けようとした先人達の知恵ですね。
12月の冬至のかぼちゃを浮島と、きんとん餡の三層の流し合わせで焼印を押して『冬至』を表現しました。
和菓子職人が丹精込めておつくりいたしました上生菓子でございます。
お茶の席等に是非、お使い下さいませ。
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11月(霜月)の新作上生菓子が決まりました。
11月(霜月)の上生菓子。
①焚火(たきび)
朱紅色、黄色、草色、小豆色の4色のきんとんソボロで小倉餡を包み、氷餅を煙に見立てて『焚き火』を表しました。
★和菓子職人:石井光一
▼コメント
昔は寒い日に、社寺の境内や住宅の庭や畑などで、落葉や小枝を集めて焚き火をする光景をよく見かけましたね。
最近では環境問題や近隣住宅への配慮などあり、あまり見かけなくなりました。
焚き火は昔懐かしい団欒の場所で思い出深いので、4色のきんとんソボロを使い表現しました。
②熟柿(じゅくし)
柿餡包みの黄色雪平餅を、朱紅色練切餡で巻き、ヘタを付けて『柿』を表しました。
★和菓子職人:石井光一
▼コメント
柿は本来、渋い果物で、現在の甘い柿は改良品種されて、渋みが少なくとても食べやすくなっています。
最高期を過ぎた柿の実が熟れたものを『熟柿』と言い、枝に付いたままの熟柿は、ことさら糖分が強いです。
日本の秋を代表するにふさわしい果実を雪平餅に朱紅練切餡を巻いて表現しました。
③山茶花(さざんか)
薄紅色と白練切餡のボカシで、シベと葉を付けて『山茶花』を表しました。
中餡は黄味餡です。
★和菓子職人:石井光一
▼コメント
山茶花の花を見ると、童謡の『たきび』にある歌詞を思い出し、今年も冬が近づいて来たな~と思います。
冬の時期は花の開花も少ない季節になりますが、仲秋から初冬にかけて咲く『山茶花』を練切餡を使い表現しました。
④寒菊(かんぎく)
黄色と白練切餡のボカシで、シベと葉を付けて『菊花』を表しました。
中餡は、小豆皮むき餡です。
★和菓子職人:石井光一
▼コメント
寒菊はアブラギクから園芸化したもので、栽培種の先祖と言われています。
秋の菊が盛りを過ぎた頃から、つぼみをあげはじめ初冬の頃より開花します。
茎や葉が雪や霜に強く寒時期に咲く潔さは、他の菊とは異なった趣がありますね。
寒菊を練切餡を使い、シベと葉を付けて表現しました。
⑤冬隣り(ふゆどなり)
小豆皮むき餡包みの薯蕷(じょうよ)饅頭です。
朱紅・黄・草色の色をつけ、楓の焼印を押して『晩秋から初冬にかけての深まりゆく紅葉』を表しました。
★和菓子職人:石井光一
▼コメント
秋に色づいた紅葉が冷気や霜、時雨などにより鮮やかになります。
紅葉が冬まで続いていたり、枝先にわずかに残っていたり、また温暖な地域では冬なって紅葉することもあります。
これらを『冬紅葉』といいます。
冬が隣りに近づいて来たなという様子を薯蕷(じょうよ)饅頭を使い、晩秋から初冬にかけての深まりゆく紅葉を表現しました。
和菓子職人が丹精込めておつくりいたしました上生菓子でございます。
お茶の席等に是非、お使い下さいませ。
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10月(神無月)の新作上生菓子が決まりました。
10月(神無月)の上生菓子。
①紅葉山 (もみじやま)
朱・黄・草色きんとんソボロで小倉餡を包み、楓の葉をのせて、色づく『紅葉山』を表しました。
★和菓子職人:石井光一
▼コメント
秋にあると、昼夜の温度差が激しくなりますね。
それに伴い、落葉樹の葉は紅・朱・黄色と彩られ、その眺望は素晴らしく美しいです。
紅葉色に染まった秋の山に三色のきんとんソボロを使い、「楓の葉」を添えて表現しました。
②感謝祭 (かんしゃさい)
かぼちゃ餡包みの朱色雪平餅です。
帽子をかぶらせて、ハロウィンの仮装のお化けを表しました。
★和菓子職人:石井光一
▼コメント
ハロウィンの由来は、古代ケルト人の秋の収穫感謝祭に起源があると言われています。
秋の収穫を祝い、悪霊を追い出す祭りです。
最近では、どのお店もハロウィングッズなどを取り扱い華やかな気分になりますね。
雪平餅を使い、焼印と帽子をかぶらせてハロウィンの仮装のお化けを表現しました。
③乱菊 (らんぎく)
薄紅色と白練切餡のぼかしで、シベを付けて『菊花』を表しました。
中餡は、黄味餡です。
★和菓子職人:石井光一
▼コメント
菊の花は、近年では季節を問わず、一年中見ることのできる花となりました。
しかし、菊本来の旬である秋には「菊花展」が各地で盛大に開かれています。
菊は、数多くの品種があり香りもほのかに清々しいです。
秋に咲く菊花を練切餡を使い、シベをつけて表現しました。
④栗きんとん (くりきんとん)
栗きんとん餡を布巾でしぼり、焼き目を入れ、銀杏の葉をのせて『秋の盛り』を表しました。
★和菓子職人:石井光一
▼コメント
秋は色々な食材が出回りはじまり「食欲の秋」とも呼ばれていますね。
中でも、欠かせない食材なのが「栗」です。
木に実っていたイガ栗が食べごろになると茶色っぽくなり、木から実が落ちます。
落下した栗を拾う『栗拾い』
実りの秋。収穫の秋ですね。
昨年は「イガ栗」をお作りいたしましたが、今年は栗きんとん餡を使い、布巾しぼりで「栗きんとん」にし、銀杏の葉をのせて『秋の盛り』を表現しました。
⑤初雁 (はつかり)
黄色・朱紅色の浮島と半小豆きんとん餡の三層の流し合わせです。
雁の流し合わせです。
雁の焼印を押し、月あかりに舞う雁と秋の夜を表しました。
★和菓子職人:石井光一
▼コメント
雁か「がん」という読み方もするカモ目カモ科の水鳥の総称です。
かつては代表的な狩猟鳥で、文様や俳句・絵などにも多く記され、国語の教科書にも載った『大蔵じいさんとガン』という作品は、皆様にも馴染みがあるのではないでしょうか。
晩秋の頃、北方から渡って来て、暖かくなる春の3月頃に帰って行く、渡り鳥の雁。
渡り鳥の雁を浮島と半小豆きんとん餡を流し合わせで、「月あかりに舞う姿と秋の夜」を表現しました。
和菓子職人が丹精込めておつくりいたしました上生菓子でございます。
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9月(長月)の新作上生菓子が決まりました。
9月(長月)の上生菓子。
①秋めく(あきめく)
若草色・黄色合わせと、紫色のきんとんソボロで小倉餡を包みました。
色づきはじめた野山と、初秋の花々を表しました。
★和菓子職人:石井光一
▼コメント
九月に入っても、まだ暑い日が続くことが多いですが、朝夕は涼しくなり、秋の気配を肌で感じるようになります。
野山も緑から黄色に色づきはじめ、友禅菊や桔梗といった秋の紫色の花々も咲き始めます。
初秋の風景をきんとんソボロを使い、氷餅を秋風に見立てて表現しました。
②月うさぎ(つきうさぎ)
白餡包みの白雪平餅です。
うさぎの型取り、黄色練切餡にススキの焼印を押して『仲秋の名月』を表しました。
★和菓子職人:石井光一
▼コメント
秋の行事のひとつの「十五夜」は、新月と呼ばれる月が出ない時から満月になるまで、およそ15日程かかることから呼ばれています。
また、旧暦の8月15日の夜という意味もあるので「仲秋の名月」と考えられています。
今年は、9月24日が「十五夜」となり、十五夜の風景を雪平餅を使い『月うさぎ』と『満月』を表現しました。
③秋桜(こすもす)
薄紅色と白練切のボカシで、シベを付けて『秋桜の花』を表しました。
中餡は、小豆皮むき餡です。
★和菓子職人:石井光一
▼コメント
夏の終わりから、秋にかけて咲く秋桜(こすもす)。
秋の桜と漢字で書くように、花びらが薄く「桜の花」にどことなく似ています。
色彩豊富なコスモス畑を見ていると風情があり、心和ませてくれます。
秋桜の花を練切餡を使い表現しました。
④花桔梗(はなききょう)
紫色と白練切餡のボカシで、シベをつけて『桔梗の花』を表しました。
中餡は、黄味餡です。
★和菓子職人:石井光一
▼コメント
夏から秋にかけて咲く桔梗の花は、日当たりの良い山野に自生します。
観賞用にも広く栽培され、直立する茎は約1メートルにもなり五裂する鐘状花をつけます。
昔から武士に好まれた花で、万葉集に出てくる「あさがお」は桔梗の花のことだと言われています。
由緒ある桔梗の花を練切餡を使い表現しました。
⑤初菊(はつぎく)
白餡に半栗をつけて、栗かの子に仕上げました。
若草色の練切をスジ状にのせ、菊花とシベをつけて可憐に咲く『初菊』を表しました。
★和菓子職人:石井光一
▼コメント
9月9日は、重陽の節句という『菊花の節句』です。
3月3日の桃の節句、5月5日の端午の節句などに比べ、重陽の節句はあまり知られていないようですが。。
9月9日の重陽の節句にちなみ、咲き始めたばかりの「初菊」を栗かの子を使い表現しました。
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8月(葉月)の上生菓子が決まりました。
8月(葉月)の上生菓子。
①晩 夏(ばんか)
小倉餡包みの若草色と朱色きんとんソボロです。
錦玉とトンボをのせて、秋の気配を感じる『晩夏』の風景を表しました。
★和菓子職人:石井光一
▼コメント
八月は、一年中で最も暑い季節ですね。
しかし下旬ともなると、朝晩は少しずつ空気がひんやりと涼しくなり、秋の気配が感じられます。
少し寂しい気持ちになったり…
夏を惜しむ晩夏の風景を表したくて、若草色と朱紅色きんとんソボロを使い、『初茜=トンボ』を添えて表現しました。
②夏小菊(なつこぎく)
柚子餡包みの白雪平餅に、黄色と朱紅ぼかしの練切を巻いて、菊の焼印を押して『夏の小さな菊』を表しました。
★和菓子職人:石井光一
▼コメント
菊の花と言えば、やはり秋を思わせる花ですが、6月から8月の暑い季節に開花する種類の菊を『夏菊』と言います。
暑さに負けず、涼しげに咲いている姿は心を癒してくれますね。
夏菊を雪平餅を使い、練切餡を巻いて焼印を押し、菊花をのせて可愛らしく表現しました。
③木 槿(むくげ)
濃淡の紅色と白練切のボカシで、シベを付けて『むくげの花』を表しました。
中餡は、小豆皮むき餡です。
★和菓子職人:石井光一
▼コメント
むくげの花は、初夏から秋までの長期間に次から次へと涼やかで優しい大輪の花を一日中咲かせます。
芙蓉の花と見分けにくく、葉が花より葉が小さいのが『むくげ』です。
韓国の国花であり、朝鮮の語源は『朝に鮮やかに咲く”むくげ”の花』という説もあるそうです。
むくげの花を練切餡を使い表現しました。
④涼やか(すずやか)
水色と白練切餡のぼかしで、水輪を押し、錦玉と青楓をのせて『涼やかに流れる清流』を表しました。
中餡は、黄味餡です。
★和菓子職人:石井光一
▼コメント
夏の暑い時期は、涼を求めて避暑地と呼ばれる高原などに出かけることが多くなると思います。
避暑地には、流れる川のせせらぎの音や緑豊かな涼やかな空気が流れていますね。
上生菓子で、清涼感のある風景を表現したく、練切餡を使い淡雪錦玉をのせて仕上げました。
⑤里桔梗(さとききょう)
小豆皮むき餡包みの薯蕷(じょうよ)饅頭です。
紫色をつけて、焼印を押し『桔梗の花』を表しました。
★和菓子職人:石井光一
▼コメント
桔梗は、夏から秋にかけて咲く花で『秋の七草』のひとつでもあります。
戦国時代の明智光秀や土衡などの武士に特に好まれ家紋に取り入れられたり、江戸時代には江戸城に『桔梗門』『桔梗の間』などの名前に採用されていました。
由緒正しく、紫色の凛とした綺麗な桔梗の花を薯蕷(じょうよ)饅頭を使い、焼印を押して表現しました。
和菓子職人が丹精込めておつくりいたしました上生菓子でございます。
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7月(文月)の上生菓子が決まりました。
7月(文月)の上生菓子。
①願い星(ねがいぼし)
小倉餡包みの若草色と白きんとんソボロです。
練切の帯で天の川を表し、星をのせて『年に一度の再会』を表しました。
★和菓子職人:石井光一
▼コメント
七夕は、年に一度、天の川両岸にある彦星と織姫とが橋を渡り相合という伝説の星を祭る行事です。
五節句のひとつにも教えらています。
星の伝説をきんとんソボロを使い、練切の帯で「天の川」を表し、両岸に「星」を置いて、再会の『願い星』を表現しました。
②七変化(しちへんげ)
柚子餡包みの白雪平餅です。
五色のソボロと錦玉をのせて、梅雨の終わりの『あじさいの花』を表しました。
★和菓子職人:石井光一
▼コメント
紫陽花の花は、土壌によって花の色が変わります。
酸性が多い土壌には「青い色の花」が咲き、アルカリ性が多い土壌には「赤い色の花」が咲くそうです。
また、青い色の紫陽花は、日が経つにつれて、赤紫のような褪せた色に変化します。
これは花の老化現象によるものです。
七変化のように色を自由に咲かせる、梅雨の終わりの紫陽花を雪平餅を使い表現しました。
③朝の花(あさのはな)
薄紅色の白練切のボカシで、蔦(つた)と葉をのせて『朝顔の花』が目覚める瞬間を表しました。
中餡は黄味餡です。
★和菓子職人:石井光一
▼コメント
夜明けとともに咲き始める朝顔の花は、暑さにも負けずに涼しげに花を咲かせて朝から心が癒されます。
朝顔の蔦と葉も青々と茂り、涼しさを際立たせてくれていますね。
朝顔を練切餡を使い、今年は目覚める瞬間のつぼみを表現しました。
④向日葵(ひまわり)
黄色練切餡で「ひまわり」を型取り、青空に向かって咲く姿を現しました。
中餡は、小豆皮むき餡です。
★和菓子職人:石井光一
▼コメント
ジメジメとしていた梅雨が明けて、夏本番の季節がやってきました。
夏の暑さで体力が落ち気味になりますが、夏の青空と太陽に向かって咲いている姿を見ると元気をもらえる気がします。
自分の好きな花の向日葵を練切餡を使い、大輪の花を咲かせてみました。
⑤石竹花(せきちくか)
白餡に短冊切りした羊羹、真挽粉、花をのせて、涼しげに咲く『石竹の花』を表しました。
石竹は中国原産の撫子の花で、葉が竹に似ているところから名づけられたそうです。
★和菓子職人:石井光一
▼コメント
石竹は中国原産の撫子です。
別名は唐撫子(からなでしこ)とも呼ばれ、葉が竹の葉に似ていて、岩場で咲くのに由来しているので「石竹」という名前が付けられました(※諸説あり。)
涼しげに咲く『石竹の花』を緑と白羊羹製の短冊切りを白餡につけて新挽粉で「涼風」を表し『なでしこの花』をのせてみました。
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6月(水無月)の上生菓子が決まりました。
6月(水無月)の上生菓子
①梅雨の晴れ間(つゆのはれま)
小倉餡包みの水色きんとんソボロです。
虹とツバメをのせて『雨上がりの風景』を表しました。
★和菓子職人:石井光一
▼コメント
6月は梅雨の時期。
雨の日が多く、気分も曇りがちですが、雨が止み太陽が顔を出し青空が広がると空気中の水滴に反射して『虹』が現れます。
虹がかかった風景を眺めると、心が晴れやかになりますね。
雨上がりの景色をきんとんソボロを使い、ソボロを青空に見立てて虹がかかり、その中をツバメが元気に飛んでいる様子を表現しました。
②あじさい路(あじさいみち)
梅餡包みの白雪平餅に、練切の葉を巻き、水色と紫色の蕚(がく)をのせ、道端に瑞々しく咲く『紫陽花』を表しました。
★和菓子職人:石井光一
▼コメント
あじさいは、梅雨時期に咲く花の代表的な花です。
雨の中で、瑞々しく咲く紫陽花の小道などを歩くと、きれいに咲き誇った姿に心和まされます。
道端に咲くあじさい路。
あじさいを雪平餅を使い、葉で雪平餅を巻いて、その上に紫陽花の花を添えました。
④河原撫子(かわらなでしこ)
薄紅色と白練切のボカシで『撫子』を型取り、中央にも抜き型の撫子を添えました。
中餡は、黄味餡です。
★和菓子職人:石井光一
▼コメント
撫子は「秋の七草」のひとつですが、花は梅雨の時期から咲き始め「秋の花」というより「夏の花」とみるのが適当に感じます。
「撫でし子」と語意が通じる事から、たびたび子供や女性に例えられますね。
可愛らしく咲く撫子の花を練切餡を使い表現しました。
④鉄線花(てっせんか)
紫色と白練切餡のボカシで、シベをつけて『鉄線の花』を表しました。
中餡は、小豆皮むき餡です。
★和菓子職人:石井光一
▼コメント
鉄線の花は、落葉蔓性植物で、葉腋から長い花柄を伸ばし5~8センチの紫または白の形の良い六弁花を咲かせます。
蔓(つる)が強く針金(鉄線)のようであることから名づけられたとも言われています。
鉄線の花を練切餡を使い、豪快に咲かせて表現しました。
⑤遊び鮎(あそびあゆ)
小豆皮むき餡包みの薯蕷(じょうよ)饅頭です。
鮎の焼印を押し、イキイキと楽しそうに泳いでいる風景を表しました。
★和菓子職人:石井光一
▼コメント
鮎は姿が良いうえに味もよく珍重される川魚ですね。
稚魚は、海に下り、春になって「岩鮎」となり川を遡上します。
6月1日から鮎漁の解禁日となり、川には生き生きと泳ぐ鮎が見られ、私たちを楽しませてくれますね。
清流を自由に泳ぐ若鮎を薯蕷(じょうよ)饅頭を使い焼印を押して表現しました。
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5月(皐月)の新作上生菓子が決まりました。
5月(皐月)の上生菓子。
①新緑(しんりょく)
小倉餡包みの若草色と白練切のきんとんソボロです。
錦玉を散らして、きらめく『新緑』の山並みを表しました。
★和菓子職人:石井光一
▼コメント
桜の花咲く桜色も終わり、少しさびしさを感じますが、桜も葉桜となるように色々な木々に若葉が芽吹いてきています。
その芽吹き出したばかりの緑のやわらかさや明るさが気分爽快にさせてくれます。
きらめく新緑の山並みをきんとんソボロを使い表現しました。
②淡紅牡丹(あわべにぼたん)
白餡包みの淡紅色雪平餅です。
花びらとシベを付けて『牡丹の花』を表しました。
★和菓子職人:石井光一
▼コメント
牡丹は初夏を代表する花であり、香り高い大きい美花を開く花であります。
「立てば芍薬、座れば牡丹・・・」という形容にもなり、原産地の中国では「花の王」「花の神」とも呼ばれている花です。
淡紅で綺麗に咲く牡丹を雪平餅を使い、花びらとシベを付けて表現しました。
③野ばら(のばら)
本紅色と白練切餡のボカシで、サジ切りをし、葉をのせ『野の咲くバラ』を表しました。
中餡は、黄味餡です。
★和菓子職人:石井光一
▼コメント
バラの花は世界各地に分布する花です。
世界中の人々に一番知られていて、愛されている花ではないでしょうか。
一年中見られて、形や色など多種多様にありますが最盛期は初夏です。
初夏に咲く野ばらを練切餡を使い、本紅色で表現しました。
④花菖蒲(はなしょうぶ)
紫・白・黄色練切餡のボカシで『菖蒲』の花を表しました。
中餡は、小豆皮むき餡です。
★和菓子職人:石井光一
▼コメント
葉が菖蒲の葉に似ていて美しい花をつけるところから名づけられた「花菖蒲」はアヤメ科です。
端午の節句に、菖蒲湯にして楽しまれる「菖蒲」はサトイモ科です。
別物ではありますが、鮮やかな紫色の花は、見ていると気持ちをリラックスさせてくれますね。
美しい花菖蒲の花を練切餡を使い表現しました。
⑤藤棚(ふじだな)
小豆皮むき餡包みの薯蕷(じょうよ)饅頭です。
若草色を付けて、焼印と藤色羊羹で『藤の花』を表しました。
★和菓子職人:石井光一
▼コメント
藤の花は、晩春から初夏にかけて四弁の蝶形花が房状に密集して咲きます。
山野に自生し、つる性のため右巻きに幹がからみ合い生長します。
葉は、萩に似ていて花穂は1メートル以上に達します。
藤棚とは、観賞用に作った棚のことで、藤の花が集まって咲いている藤棚は見ごたえがり迫力がありますね。
藤の花を薯蕷(じょうよ)饅頭を使い、藤色の羊羹で表現しました。
和菓子職人が丹精込めておつくりいたしました上生菓子でございます。
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4月(卯月)の上生菓子が決まりました。
4月(卯月)の上生菓子。
①花吹雪(はなふぶき)
小倉餡包みの紫・黄・紅色の三食きんとんソボロです。
氷餅をのせて、春風に舞う彩り綺麗な『花吹雪』を表しました。
★和菓子職人:石井光一
▼コメント
花吹雪は、花びらがあたかも吹雪いているかの如く舞い散る様の事です。
日本では『花』の一語が特に俳句や和歌の世界においては『桜』を意味する例が見られますが、春には色々な色の花が咲きますので、今回は三色のきんとんソボロを使い『春風に舞う。彩り綺麗な花吹雪』を表現しました。
②山吹の里(やまぶきのさと)
柚子餡包みの黄色雪平餅です。
大小の花2枚とシベを付けて、『山吹の花』を表しました。
★和菓子職人:石井光一
▼コメント
晩春から初夏にかけて鮮やかな黄金色の花を咲かせる山吹の花。
太田道灌の話にもなったり、川越市の花でもあり、とても親しみのある花です。
山吹の花を雪平餅を使い、大小の花を2枚重ねてシベをつけて表現しました。
③山桜(やまざくら)
薄紅色練切餡で桜の花を型取り、シベを付けて『山桜』を表しました。
中餡は、小豆皮むき餡です。
★和菓子職人:石井光一
▼コメント
山桜は、ソメイヨシノとほぼ同じですが、開花と同時に葉が出るのが特徴です。
開花時期に個体差があるため、一気に散ることがなく長期間に渡って「お花見」が楽しめます。
代表的な桜は、奈良県の「吉野の桜」が有名です。
山桜を練切餡を使い表現しました。
④水鳥(みずどり)
白練切餡と水色練切をぼかして、水輪の印と桜の花びらをのせて、春の水辺で遊ぶ『水鳥』を表しました。
中餡は、小豆皮むき餡です。
★和菓子職人:石井光一
▼コメント
水鳥は水辺に棲息する鳥の総称です。
川や水田、湖沼、海岸などにいて、水上または水中での行動に適した体形に進化しており、陸上や樹上での敏捷性に欠けるものが多いです。
春は水も温んできて、水辺で遊んでいる鳥も多く見られます。
水鳥を練切餡を使い表現しました。
⑤蝶の舞(ちょうのまい)
若草色浮島と、紅色きんとん餡の流し合わせです。
蝶の焼印と蝶をのせて『春の野を舞う蝶々』を表しました。
★和菓子職人:石井光一
▼コメント
蝶は厳寒期を除いては、全国のどこにでもいる昆虫の仲間ですね。
その姿・色彩・華麗に飛ぶ様子は、春の風情にとても良く合っていて「春の季題」にもなっています。
春の野を楽しそうに舞っている姿を若草色浮島と紅色きんとん餡の流し合わせで焼印と練切餡の蝶をのせて表現しました。
和菓子職人が丹精込めておつくりいたしました上生菓子でございます。
お茶の席等に是非、お使い下さいませ。
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2018年3月(弥生)の新作上生菓子が決まりました。
3月(弥生)の上生菓子。
①菜の花(なのはな)
若草色のきんとんソボロで、小倉餡を包ました。
黄色のソボロを付けて『菜の花畑』を表しました。
★和菓子職人:石井光一
▼コメント
菜の花は、春の訪れを感じさせてくれる代表的な花です。
菜の花畑などは、春の風物詩にもなっていますね。
花は小さくて可愛らしいのですが、一面に広がる菜の花畑は、茎と葉の「緑」と花の黄色のコントラストが、とても壮観です。
春の咲く、菜の花畑をきんとんソボロを使い表現しました。
②水温む(みずぬるむ)
梅餡包みの白雪平餅に、白と水色ぼかし練切を巻きました。
水輪と氷餅、桜の花びらを添えて『和らぎ始めた春の水』を表しました。
★和菓子職人:石井光一
▼コメント
春先は、寒い日が続きますが、河川や湖沼・池や泉など暮らしに関わる水が心なしか温まってきたように感じます。
春の水のまわりには、動物たちが動き始め… とても賑やかになります。
春の水辺の風景を白雪平餅を使い、練切餡を巻き、水輪と桜の花びらを添えて表現しました。
③初 桜(はつざくら)
薄紅色練切に白練切餡をぼかして、シベを付けて『桜の花』を表しました。
中餡は、小豆皮むき餡です。
★和菓子職人:石井光一
▼コメント
桜の花の品種はたくさんありますが、メディアなどで取り上げられているのは「染井吉野」という品種です。
開花予想もされるほど人気で、色や形も綺麗に咲きます。
咲き始めたばかりの染井吉野の花を練切餡を使い表現しました。
④春小道(はるこみち)
若草色と紅色練切餡で、黄味練切餡を包み、棒状に伸ばしてうぐいす豆と蝶をのせて、芽吹き始めた草花に蝶が舞う『春の小道』を表しました。
★和菓子職人:石井光一
▼コメント
植物が芽吹き…
花が咲き…
動物達も動き始め…
春の喜びを感じられる季節となると、外出してみようという気分になりますね。
春の小道を散歩したくなる風景を表現したくて、練切餡を使い、紅色が「花」緑色が「若草」を表し『蝶が舞う春の小道』を表現しました。
⑤つくし野(つくしの)
小豆皮むき餡包みの薯蕷(じょうよ)饅頭です。
つくしの焼印を押し、つくしが顔を出しはじめた『野原の風景』を表しました。
★和菓子職人:石井光一
▼コメント
土筆(つくし)は、羊歯植物である杉菜の胞子茎のことです。
地下で杉菜の出る所とつながっていますが、土筆(つくし)は日向でないとはえてきません。
全体が筆のような形なので「土の筆」と書いて「つくし」と読ませるそうです。
可愛らしく頭を出し始めたばかりの「つくし野」を薯蕷(じょうよ)饅頭を使い表現しました。
和菓子職人が丹精込めておつくりいたしました上生菓子でございます。
お茶の席等に是非、お使い下さいませ。
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