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2020年・お正月限定の上生菓子が決まりました。

2020年(令和2年)

お正月限定の上生菓子。

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新元号、令和はじめてのお正月ですね。
是非、お召し上がり下さいませ。
※松の内までのお正月限定販売の上生菓子です。
ご了承くださいませ。

 

 

①栄 松(さかえまつ)

 

挽茶色と白練切のボカシで『松』を表しました。
中餡は小豆皮むき餡です。

 

★和菓子職人:石井光一
▼コメント
「松、竹、梅」はお祝いの席では常に欠かせませんね。
寒い時期にも関わらず、常緑を保つ松は「不老長寿」のシンボルとしてお目出度いとされてきました。
お目出度い松を挽茶色と白練切餡のボカシで型取り『今年も栄えることが、たくさんありますように』と願いを込めて『栄松』を表現しました。

 

 

 

②福 笹(ふくささ)

小豆餡包みの大納言鹿の子豆です。
若竹色と黄色ぼかしの練切製の笹を巻いて『福笹』を表しました。

 

★和菓子職人:石井光一
▼コメント
古くから竹は万代と言われがあり、竹の強靭な萌芽力・成長力と常緑の力強い姿、地下茎の豊かな広がりで無限の繁栄に繋がるもので、慶祝の儀にふさわしい目出度いものとされてきました。
竹を大納言鹿の子豆を使い、練切製の笹を巻いて『若竹から出る竹の葉』を表し『福笹』としました。

 

 

 

③紅 梅(こうばい)

薄紅色と白練切餡のボカシで型取り、紅梅の花をのせて『梅の花』を表しました。
中餡は黄味餡です。

 

★和菓子職人:石井光一
▼コメント
冬の寒さに耐えて、どの花よりも真っ先に春の訪れを知らせてくれる梅の花。
そして、香しく咲き、お目出度い花として人々に親しまれている梅の花。
梅の花を練切餡を使い、五弁の花を型取り「紅梅の花」を添えて『福梅』を表しました。

 

 

④干支『庚子』(かのえね)
薄紅色と白練切餡のボカシで、令和2年の干支『子』の顔を可愛らしく表現しました。
中餡は小豆皮むき餡です。

★和菓子職人:石井光一
▼コメント
2020年の干支は『子(ねずみ)』です。
十二支には、それぞれに季節が割り当てられていますが、子の季節は「スタート」。
新しい運気のサイクルの始まりです。
植物に例えると成長に向かって、種子から膨らみ始める時期であり、未来への大いなる可能性を感じさせてくれます。

また、ねずみ算という言葉があるほど、子供をどんどん産んで数を増やしていく事から『子孫繁栄』の象徴あるそうです。
とても縁起の良い干支とされています。
子年のねずみの顔を練切餡を使い、可愛らしく表現しました。

 

 

 

⑤宮中歌会始・お題『望』(のぞみ)

柚子餡包みの紅白のきんとんソボロです。
令和2年もお目出度いことが皆様に沢山ありますようにと望み、紅白ソボロにし、飛躍ある新年を願い『希望の光』を添えました。


★和菓子職人:石井光一
▼コメント
2020年の宮中歌会始のお題は『望』です。
「望」という言葉を聞いて、色々と考えました。
令和になって初めてのお正月ですし、本年もお目出度いことが皆様に沢山ありますようにと望み、土台を紅白のきんとんソボロで表しました。
また、『良い事が起き続きますように』と願いを込めて『希望の光』を添えて、2020年の宮中歌会始のお題『望(のぞみ)』をお作りいたしました。

菓子職人が丹精込めておつくりいたしました上生菓子でございます。
お茶の席等に是非、お使い下さいませ。

 

 

 

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