9月(長月)の上生菓子。
①秋めく(あきめく)
若草色・黄色合わせと、紫色のきんとんソボロで小倉餡を包みました。
色づきはじめた野山と、初秋の花々を表しました。
★和菓子職人:石井光一
▼コメント
九月に入っても、まだ暑い日が続くことが多いですが、朝夕は涼しくなり、秋の気配を肌で感じるようになります。
野山も緑から黄色に色づきはじめ、友禅菊や桔梗といった秋の紫色の花々も咲き始めます。
初秋の風景をきんとんソボロを使い、氷餅を秋風に見立てて表現しました。
②月うさぎ(つきうさぎ)
白餡包みの白雪平餅です。
うさぎの型取り、黄色練切餡にススキの焼印を押して『仲秋の名月』を表しました。
★和菓子職人:石井光一
▼コメント
秋の行事のひとつの「十五夜」は、新月と呼ばれる月が出ない時から満月になるまで、およそ15日程かかることから呼ばれています。
また、旧暦の8月15日の夜という意味もあるので「仲秋の名月」と考えられています。
今年は、9月24日が「十五夜」となり、十五夜の風景を雪平餅を使い『月うさぎ』と『満月』を表現しました。
③秋桜(こすもす)
薄紅色と白練切のボカシで、シベを付けて『秋桜の花』を表しました。
中餡は、小豆皮むき餡です。
★和菓子職人:石井光一
▼コメント
夏の終わりから、秋にかけて咲く秋桜(こすもす)。
秋の桜と漢字で書くように、花びらが薄く「桜の花」にどことなく似ています。
色彩豊富なコスモス畑を見ていると風情があり、心和ませてくれます。
秋桜の花を練切餡を使い表現しました。
④花桔梗(はなききょう)
紫色と白練切餡のボカシで、シベをつけて『桔梗の花』を表しました。
中餡は、黄味餡です。
★和菓子職人:石井光一
▼コメント
夏から秋にかけて咲く桔梗の花は、日当たりの良い山野に自生します。
観賞用にも広く栽培され、直立する茎は約1メートルにもなり五裂する鐘状花をつけます。
昔から武士に好まれた花で、万葉集に出てくる「あさがお」は桔梗の花のことだと言われています。
由緒ある桔梗の花を練切餡を使い表現しました。
⑤初菊(はつぎく)
白餡に半栗をつけて、栗かの子に仕上げました。
若草色の練切をスジ状にのせ、菊花とシベをつけて可憐に咲く『初菊』を表しました。
★和菓子職人:石井光一
▼コメント
9月9日は、重陽の節句という『菊花の節句』です。
3月3日の桃の節句、5月5日の端午の節句などに比べ、重陽の節句はあまり知られていないようですが。。
9月9日の重陽の節句にちなみ、咲き始めたばかりの「初菊」を栗かの子を使い表現しました。
和菓子職人が丹精込めておつくりいたしました上生菓子でございます。
お茶の席等に是非、お使い下さいませ。
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