7月(文月)の上生菓子が決まりました。
7月(文月)の上生菓子。
①願い星(ねがいぼし)
小倉餡包みの若草色と白きんとんソボロです。
練切の帯で天の川を表し、星をのせて『年に一度の再会』を表しました。
★和菓子職人:石井光一
▼コメント
七夕は、年に一度、天の川両岸にある彦星と織姫とが橋を渡り相合という伝説の星を祭る行事です。
五節句のひとつにも教えらています。
星の伝説をきんとんソボロを使い、練切の帯で「天の川」を表し、両岸に「星」を置いて、再会の『願い星』を表現しました。
②七変化(しちへんげ)
柚子餡包みの白雪平餅です。
五色のソボロと錦玉をのせて、梅雨の終わりの『あじさいの花』を表しました。
★和菓子職人:石井光一
▼コメント
紫陽花の花は、土壌によって花の色が変わります。
酸性が多い土壌には「青い色の花」が咲き、アルカリ性が多い土壌には「赤い色の花」が咲くそうです。
また、青い色の紫陽花は、日が経つにつれて、赤紫のような褪せた色に変化します。
これは花の老化現象によるものです。
七変化のように色を自由に咲かせる、梅雨の終わりの紫陽花を雪平餅を使い表現しました。
③朝の花(あさのはな)
薄紅色の白練切のボカシで、蔦(つた)と葉をのせて『朝顔の花』が目覚める瞬間を表しました。
中餡は黄味餡です。
★和菓子職人:石井光一
▼コメント
夜明けとともに咲き始める朝顔の花は、暑さにも負けずに涼しげに花を咲かせて朝から心が癒されます。
朝顔の蔦と葉も青々と茂り、涼しさを際立たせてくれていますね。
朝顔を練切餡を使い、今年は目覚める瞬間のつぼみを表現しました。
④向日葵(ひまわり)
黄色練切餡で「ひまわり」を型取り、青空に向かって咲く姿を現しました。
中餡は、小豆皮むき餡です。
★和菓子職人:石井光一
▼コメント
ジメジメとしていた梅雨が明けて、夏本番の季節がやってきました。
夏の暑さで体力が落ち気味になりますが、夏の青空と太陽に向かって咲いている姿を見ると元気をもらえる気がします。
自分の好きな花の向日葵を練切餡を使い、大輪の花を咲かせてみました。
⑤石竹花(せきちくか)
白餡に短冊切りした羊羹、真挽粉、花をのせて、涼しげに咲く『石竹の花』を表しました。
石竹は中国原産の撫子の花で、葉が竹に似ているところから名づけられたそうです。
★和菓子職人:石井光一
▼コメント
石竹は中国原産の撫子です。
別名は唐撫子(からなでしこ)とも呼ばれ、葉が竹の葉に似ていて、岩場で咲くのに由来しているので「石竹」という名前が付けられました(※諸説あり。)
涼しげに咲く『石竹の花』を緑と白羊羹製の短冊切りを白餡につけて新挽粉で「涼風」を表し『なでしこの花』をのせてみました。
和菓子職人が丹精込めておつくりいたしました上生菓子でございます。
お茶の席等に是非、お使い下さいませ。
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