2018年3月(弥生)の新作上生菓子が決まりました。
3月(弥生)の上生菓子。
①菜の花(なのはな)
若草色のきんとんソボロで、小倉餡を包ました。
黄色のソボロを付けて『菜の花畑』を表しました。
★和菓子職人:石井光一
▼コメント
菜の花は、春の訪れを感じさせてくれる代表的な花です。
菜の花畑などは、春の風物詩にもなっていますね。
花は小さくて可愛らしいのですが、一面に広がる菜の花畑は、茎と葉の「緑」と花の黄色のコントラストが、とても壮観です。
春の咲く、菜の花畑をきんとんソボロを使い表現しました。
②水温む(みずぬるむ)
梅餡包みの白雪平餅に、白と水色ぼかし練切を巻きました。
水輪と氷餅、桜の花びらを添えて『和らぎ始めた春の水』を表しました。
★和菓子職人:石井光一
▼コメント
春先は、寒い日が続きますが、河川や湖沼・池や泉など暮らしに関わる水が心なしか温まってきたように感じます。
春の水のまわりには、動物たちが動き始め… とても賑やかになります。
春の水辺の風景を白雪平餅を使い、練切餡を巻き、水輪と桜の花びらを添えて表現しました。
③初 桜(はつざくら)
薄紅色練切に白練切餡をぼかして、シベを付けて『桜の花』を表しました。
中餡は、小豆皮むき餡です。
★和菓子職人:石井光一
▼コメント
桜の花の品種はたくさんありますが、メディアなどで取り上げられているのは「染井吉野」という品種です。
開花予想もされるほど人気で、色や形も綺麗に咲きます。
咲き始めたばかりの染井吉野の花を練切餡を使い表現しました。
④春小道(はるこみち)
若草色と紅色練切餡で、黄味練切餡を包み、棒状に伸ばしてうぐいす豆と蝶をのせて、芽吹き始めた草花に蝶が舞う『春の小道』を表しました。
★和菓子職人:石井光一
▼コメント
植物が芽吹き…
花が咲き…
動物達も動き始め…
春の喜びを感じられる季節となると、外出してみようという気分になりますね。
春の小道を散歩したくなる風景を表現したくて、練切餡を使い、紅色が「花」緑色が「若草」を表し『蝶が舞う春の小道』を表現しました。
⑤つくし野(つくしの)
小豆皮むき餡包みの薯蕷(じょうよ)饅頭です。
つくしの焼印を押し、つくしが顔を出しはじめた『野原の風景』を表しました。
★和菓子職人:石井光一
▼コメント
土筆(つくし)は、羊歯植物である杉菜の胞子茎のことです。
地下で杉菜の出る所とつながっていますが、土筆(つくし)は日向でないとはえてきません。
全体が筆のような形なので「土の筆」と書いて「つくし」と読ませるそうです。
可愛らしく頭を出し始めたばかりの「つくし野」を薯蕷(じょうよ)饅頭を使い表現しました。
和菓子職人が丹精込めておつくりいたしました上生菓子でございます。
お茶の席等に是非、お使い下さいませ。
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