8月(葉月)の上生菓子が決まりました。
8月(葉月)の上生菓子。
①夏萩(なつはぎ)
小倉餡包みの若草色と白きんとんソボロです。
大納言かの子をのせ、本紅色新挽粉を散らして『夏萩』を表しました。
▼コメント
萩の花は、秋の七草のひとつです。
9月頃から、紅色または白色の小さな蝶に似た形の花が、しだれた枝に無数に咲きます。
山地などの、秋の到来が早い場所では夏の間に早々と咲く萩がありますが、それを『夏萩』と言います。
きんとんソボロを使い、青々と萩の葉が茂っている様子を表現し、本紅色と白色の新挽粉をつけて『萩の花』に見立てました。
②井戸辺(いどべ)
白餡包みの黒すり胡麻入り雪平餅です。
錦玉を流し、焼き目・つた葉をつけて、涼やかな『井戸辺』の風景を表しました。
▼コメント
8月は、一年を通して一番暑い季節ですね。
涼を求めて水辺に出かけることも多くなると思います。
涼水の中でも、一番冷たいと思われる地下から湧き出る井戸水。
井戸水の涼感たっぷりの井戸辺の風景を黒すり胡麻入り雪平餅を使い、焼き目・蔦(つた)・葉をつけて表現しました。
③酔芙蓉(すいふよう)
薄紅色と白練切のボカシで、シベをつけて『酔芙蓉』の花を表しました。
中餡は、黄味餡です。
▼コメント
芙蓉の花は、初秋に淡紅色の10センチ程の五弁の花が開き、また八重咲きもあります。
酔芙蓉は、朝は白色で、午後には淡紅色、夜になると紅色になると、「酒を飲むと顔色がだんだんと赤みを帯びてくる」ところから、名づけられたそうです。
練切餡を使い、午後の淡紅色の酔芙蓉の花を表現しました。
④里桔梗(さとききょう)
紫色と白練切餡のボカシで『桔梗の花』を表しました。
中餡は、小豆皮むき餡です。
▼コメント
萩の花と同様に、桔梗も「秋の七草」のひとつです。
秋の七草といいますので、秋のイメージが強いですが、開花時期は夏です。
夏の暑い時期に咲く紫色が涼やかにさせてくれますね。
涼やかに咲く桔梗の花を練切餡を使い表現しました。
⑤初 茜(はつあかね)
柚子餡に半栗をつけて、栗かの子に仕上げました。
赤とんぼ(秋茜)と氷餅・白手芒豆をのせて、秋の気配感じる『晩夏の風景』を表しました。
▼コメント
赤とんぼと言っても種類はとても多く、その中でも代表的なのは「秋茜」です。
腹から尾が鮮やかな茜色していて、秋になると山中の池や湖・沼の辺りから麓の村へ移動し、水辺に産卵する光景は晩秋まで見られます。
栗かの子を使い、晩夏の風景と秋の使者「秋茜」を表現しました。
和菓子職人が丹精込めた上生菓子でございます。
お茶の席等に是非、お使い下さいませ。
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