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7月(文月)の新作上生菓子が決まりました。

7月(文月)の新作上生菓子。

 

①七夕(たなばた)

20170701

小倉餡包みの若草色と白きんとんソボロです。

黄色新挽粉で、星屑の天の川を表し、短冊を付けて『笹飾り』にしました。

石井君

★和菓子職人:石井光一

▼コメント

七夕は、旧暦の7月7日の夜ですが、日本では明治改暦以降、7月7日と8月7日に分かれて『七夕祭り』が行われ、五節句のひとつとなっております。

七夕をきんとんソボロを使い、黄色新挽粉で『星屑の天の川』『短冊』を付けて『願い笹』を表しました。

 

②涼やか(すずやか)

20170702

柚子餡包みの白雪平餅です。

角切り寒天と撫子の花をのせ、涼しげな水辺の風景を表しました。

石井君

★和菓子職人:石井光一

▼コメント

豊かな地下水脈の水が地上に湧き出て、泉となります。

泉は一年中枯れることなく、特に山中の泉は夏も水温が低く・・見ているだけでも清涼感を味わえます。

涼やかな泉の風景を雪平餅を使い、傍らに『撫子の花』を添えて表しました。

 

③朝顔(あさがお)

20170703

薄紅色と白煉切餡のボカシで、シベを付けて『朝顔』の花を表しました。

中餡は、小豆皮むき餡です。

石井君

★和菓子職人:石井光一

▼コメント

夏の代表花と言えば、誰もがご存知の『朝顔』ですね。

朝顔は、名前の通り、夜明けと共に咲き始めて、午後には萎んでしまいます。

しかし、夏の朝から涼しげに咲く姿が、とても心が癒されますね。

朝顔の花を煉切餡を使い表しました。

 

④向日葵(ひまわり)

20170704

黄色と白煉切のボカシで、葉を付けて『向日葵』の花を表しました。

中餡は、小豆皮むき餡です。

石井君

★和菓子職人:石井光一

▼コメント

花は太陽に向かって咲き、太陽の動きにつれて回ることから『ひまわり』という名が名づけられたのですが、実際には花首の柔らかいつぼみの時だけだそうです。

しかし、夏の青空に向かって咲く姿を見ると元気をもらえますね。

夏の空に豪快に咲く『向日葵(ひまわり)』を練切餡を使い表しました。

 

⑤海の日(うみのひ)

20170705

白中割り餡包みのとら豆かの子です。

水色と白煉切餡のボカシで、波を表し、カニをのせて『海辺の風景』を表しました。

石井君

★和菓子職人:石井光一

▼コメント

梅雨も明けて、夏!真っ盛りの季節となりました。

7月1日頃に、各地の海水浴場で安全を祈願して『海開き』の行事が行われ、7月20日は『海の日』と国民の祝日となっております。

夏!本番を迎えます。

海辺の風景をトラ豆かの子を使い、水色と白煉切餡ぼボカシで『波』を表現し、カニをのせました。

201707img

和菓子職人が丹精込めた上生菓子でございます。

お茶の席等に是非、お使い下さいませ。

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