6月(水無月)の上生菓子が決まりました。
6月(水無月)の上生菓子。
①紫陽花(あじさい)
柚子餡を包み、錦玉を付けて『紫陽花』を表しました。
▼コメント
梅雨の時期にもっとも輝いて咲く花と言えば「紫陽花」です。
雨がシトシトと降っている中に瑞々しく咲く花の姿は、心を和ませてくれますね。
紫陽花の花を七変化風に三色のきんとんソボロで表し、錦玉を使い、キラリと光る雨露を表現しました。
②実梅(みうめ)
へら目を入れて、梅の実(青梅)を表しました。
▼コメント
若葉の茂ってくる梅雨の季節に、急速に梅の青い実が木々にたくさん実ってきます。
春先の花が咲き乱れる時期も綺麗ですが、青梅の実がたくさん実っている風景も圧巻です。
青梅を雪平餅を使い、可愛らしく表現しました。
③百合の花(ゆりのはな)
中餡は、小豆皮むき餡です。
▼コメント
百合は花が大きくて風に揺れやすいので『揺れる』からきた名前であるとする説があります。
百合と言っても、色々な品種があり、日本には15種類ほどが自生し、うち7種は『日本特産種』であるそうです。
百合を練切餡を使い、大きく反りあげて表現しました。
④雨あがり(あめあがり)
焼印と虹を添えて、雨あがりの風景を表しました。
▼コメント
雨が最も多く降る梅雨の季節は、気温も高くなり不快感を感じやすいですが・・・
雨がやみ、太陽が顔を出して虹がかかった風景には気分も晴れやかにしてくれます。
雨あがりの風景を薯蕷饅頭を使い、水輪の焼印を押して、虹を添えて表現しました。
⑤せせらぎ
水色淡雪羹で「せせらぎ」を表し、撫子の花を添えました。
▼コメント
一年中で最も水量があるこの季節は清らかな水の流れと音を作ります。
山奥の川や泉などでは、涼しげなせせらぎの心和む音が聞こえてきます。
大納言かの子豆を使い、清らかな水の流れを淡雪羹で表して、傍らに撫子の花が咲いている風景を表現しました。
和菓子職人が丹精込めた上生菓子でございます。
お茶の席等に、是非、お使い下さいませ。
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