2015年・お正月の上生菓子。
2015年・お正月の上生菓子。
※松の内までのお正月限定販売の上生菓子です。
①栄松(さかえまつ)
小倉餡包みの大納言かの子豆です。
氷餅と松の型抜きをのせて『栄松』を表しました。
和菓子職人:石井光一
▼職人のコメント
おめでたい席には欠かせない『三友』。
その中でも松は、寒い冬にも耐えて常緑で長寿のシンボルとされてきました。
松を大納言かの子豆を使い、老松を型取り常緑の松を添えて、今年も栄えることがたくさんありますようにと願いを込めて『栄松』を表現しました。
②若竹(わかたけ)
柚子餡包みの若竹色雪平餅です。
粉末オブラートをまぶし、白手亡かの子豆と縁起の良い赤笹をのせて『若竹』を表しました。
▼職人のコメント
竹は、萌芽力・成長力が物凄くあり、商売・家族など色々な繁栄に繋がるとして、古くから慶祝の儀にふさわしく、おめでたい席には欠かせない竹です。
雪平餅を使い、白手亡豆と縁起の良いとされる赤笹をのせて『若竹』を表現しました。
③福梅(ふくうめ)
薄紅色と白煉切のぼかしで、紅梅の花をのせて『梅の花』を表しました。
中餡は、小豆皮むき餡です。
▼職人のコメント
冬の寒さにも耐えて、どの花よりも真っ先に春の訪れを知らせてくれて香しく咲き、おめでたいと人々に親しまれてきた梅の花。
梅の花を煉切餡を使い、さじ切りをして梅の花を型取り、紅色の紅梅をのせて香り華やぐ梅を表現しました。
④干支『乙未』(きのとひつじ)
黄味餡包みの淡小豆色練切餡に、白キントンソボロを付けて『未(ひつじ)』を表しました。
和菓子職人:石井光一
▼職人のコメント
2015年の干支は『未(ひつじ)』です。
干支の未の由来は、おだやかな性格で群れをなして生活しているところから家族の安泰を示し、いつまでも平和に暮らすことを意味しているそうです。
そんな心優しい未(ひつじ)をキントンソボロを使い、可愛らしく仕上げました。
⑤お題『本』(ほん)
一番挽き皮むき餡包みの薄黄色薯蕷饅頭です。
ハートの型にして、本を読む前のワクワク・ドキドキ感表し、本と金箔を吹き付けて宮中歌会始めのお題『本』を表しました。
和菓子職人:石井光一
▼職人のコメント
2015年の宮中歌会始めのお題は『本』です。
上生菓子で「本」を表すということで、悩み考えましたが、好きな本を読む前のドキドキ感やワクワクとした楽しみ感といった気持ちを表したいと思い、薯蕷饅頭でハートを型取り本を揃え金箔を吹き付けて、本を読み終えた時のトキメキ感を表現しました。
和菓子職人が丹精込めた上生菓子でございます。
お茶の席等に、是非、お使い下さいませ。
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