12月(師走)の上生菓子。
12月(師走)の新作上生菓子が決まりました。
①冬至柚子(とうじゆず)
黄色と薄黄色キントンソボロで柚子餡を包み、ヘタと葉を付けて『柚子』を表しました。
和菓子職人:石井光一
職人のコメント
12月は、クリスマスに目を向けがちですが、和のイベントの『冬至』も大切な行事です。
栄養価の高いカボチャを食べたり、柚子湯に入り、風邪を予防し邪気を払う。
冬至の柚子湯にはかかせない柚子を、中餡は柚子餡を使いキントンソボロにヘタと葉を付けて表現しました。
②雪だるま(ゆきだるま)
白中割餡包みの白雪平餅です。
雪の結晶の焼き印を押し、マフラーを巻いて『雪だるま』を表しました。
和菓子職人:石井光一
職人のコメント
今年の1月、2月頃は関東地方でも大雪が降りましたが、例年ではあまり大雪が降らないので、雪が降り積もると、気持ちがなんだかワクワクしました。
子供の頃に楽しく作った雪だるま。
そんな、雪の記憶を思い出されます。
雪の日の楽しい思い出。
雪平餅を使い、マフラーを巻いて雪だるまをおつくりしました。
③寒椿 (かんつばき)
薄紅色と白煉切餡のボカシで『椿の花』を模りました。
中餡は、小豆皮むき餡です。
和菓子職人:石井光一
職人のコメント
冬の時期に咲く花は数少ないですが、一年の中で最も寒い時期に咲く花が『椿』です。
『山茶花』と見分けがつかない位、二つの花はよく似ていますが、『椿』の花は、八重咲きでとても可愛らしく咲きます。
冬のもっとも寒い時期に咲く『椿』の花を煉切餡を使い、シベを付けて表現しました。
④サンタクロース
本紅色と白煉切餡のボカシで聖夜の使者『サンタクロース』を表しました。
中餡は、小豆皮むき餡です。
和菓子職人:石井光一
職人のコメント
クリスマスは、一年の中で最も大きなイベントとなっています。クリスマスの夜には、パーティーなど開き楽しい夜となり、子供たち寝静まった頃に遥か遠い北の国からトナカイのソリに乗った聖夜の使者はやって来ます。
クリスマスの夜の使者。サンタクロースを練切餡を使いおつくりしました。
⑤水仙花 (すいせんか)
黄味餡包みのうぐいす豆かの子です。
煉切餡で陽射しと花をつけ、日当たりの良い庭に咲く『水仙』を表しました。
和菓子職人:石井光一
職人のコメント
水仙の花は、早咲き・遅咲きがあり、正月前から4月下旬頃まで咲く品種があり、長い期間にわたり見ることができます。
別名『雪中花』ともいい、雪の中でも春の訪れを告げてくれます。
うぐいすかの子豆を使い、煉切餡で暖かな陽射しと花を添え、庭先に咲き始めた『水仙の花』を表現しました。
和菓子職人が丹精込めた上生菓子でございます。
お茶の席等に、是非、お使い下さいませ。
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