10月(神無月)の上生菓子。
10月(神無月)の上生菓子が出来ました。
①栗拾い(くりひろい)
小倉餡に半栗を付け、草色と小豆色キントンソボロで包み『イガ栗』を表しました。
和菓子職人:石井光一
▼和菓子職人のコメント
真夏に青々としていたイガ栗が秋になると、だんだんと茶色っぽくなってきて、それが落下します。
落下したイガの中から大粒に育った栗を、みんなで拾いあった楽しい思い出が蘇ってきます。
楽しい思い出のイガ栗を半栗をつけて、キントンソボロで表現しました。
②実りの秋(みのりのあき)
柿餡包みの柿色雪平餅です。
粉末オブラートを塗し、ヘタを付けて柿を模りました。
和菓子職人:石井光一
▼和菓子職人のコメント
夏の時期のイガ栗と同様に、まだ小さく青々とした青柿もとても風情がありよいのですが、やはり柿色にたわわに実った秋の柿が一番ではないでしょうか。
そんな実りの秋の柿を雪平餅を使い柿餡を包み、粉末オブラートをまぶして
ヘタをつけて仕上げました。
③乱菊(らんぎく)
薄紅色と白練切のボカシで『菊花』を模りました。
中餡は、小豆皮むき餡です。
和菓子職人:石井光一
▼和菓子職人のコメント
菊の花は、一年中見られるようになり季節を問わない花となりましたが、
秋には菊花展などが盛大に開催されるように、本来は秋の花です。
菊には、数多くの品種があり、香りもほのかに清々しいです。
練切餡を使い、今年はちょっと豪華な菊花を表しました。
④感謝祭(かんしゃさい)ハロウィン
山吹色と挽茶色練切のボカシでカボチャを模り、顔型をつけて
『ハロウィンのかぼちゃ』を表しました。
中餡は、かぼちゃ餡です。
和菓子職人:石井光一
▼和菓子職人のコメント
今では、ハロウィンは年中行事のひとつとなりましたね。
秋になると色々なお店でハロウィンに関する商品が置かれ、街中がとても賑やかになり、楽しい気分になりますね。
可愛いハロウィンかぼちゃを練切餡を使い、かぼちゃ餡を包み『かぼちゃのお化け』を仕上げました。
⑤流れ紅葉(ながれもみじ)
白餡包みの白手芒かの子です。
小豆と白色の帯を巻いて水流を表し、山間の川に流れる紅葉を表しました。
和菓子職人:石井光一
▼和菓子職人のコメント
秋の景色を表現しようと思い、直感で思い浮かんだのが黄色・朱紅に染まった紅葉と秋の澄み切った水の流れでした。
土台は白手芒かの子豆を使い、練切製の帯で川の流れを紅葉した楓の葉を付けて風情ある秋の澄み切ったゆるやかな川に紅葉が流れ、『流れ紅葉』を表現しました。
和菓子職人が丹精込めた上生菓子でございます。
お茶の席等に、是非、お使い下さいませ。
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